『ワーキング・ガール』 (米 1988)

「ワーキング・ガール」という映画をご存知でしょうか。

この、1988年公開のハリウッド映画のあるシーンで繰り広げられる会話が、「エレベーター・ピッチとは何か」を端的に表すものになっています。

「ワーキング・ガール」の舞台は、ニューヨーク・ウォール街。投資銀行のM&A部門で働く女性秘書・テスが主人公です。テスの上司であるキャサリンが骨折で入院している間、テスは期せずして、他の会社で働くジャックとともにM&Aの取引を進めることになりました。しかし、退院したキャサリンは、部下のテスが取引を順調に進めていること、それに自分の恋人であるジャックの気持ちがテスに向いていることに腹を立て、テスを貶めます。窮地に追い込まれていく、かわいそうなテス。そんな中、映画の最終局面で、M&Aを進めていた会社の社長とテスが、たまたま同じエレベーターに乗り合わせるのでした。

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