ご挨拶

エレベーターが付くまでの間、言いたいことが伝えられますか?

はじめまして。
美月あきこと申します。

私は、国際線客室乗務員を17年間経験したのち、現在は人財育成コンサルタントをしております。
2006年よりサービス業を中心とする企業の現場スタッフの接遇コンサルティングを通し
本当に伝えたいメッセージを正しく伝え、お客様と長いお付き合いをしていく術をお知らせしております。

かつて、客室乗務員時代には、飛行機に搭乗される数多くのお客様と接してきました。
現在も、様々な職種のビジネスパーソンとお仕事をご一緒していますが、
その中で、私なりにいくつか発見したことがあります。

それは、「ファーストクラスに乗るような成功者や世の中を牽引するような超一流の方は、
総じて <話す力> に長けている」ということです。

ただ単に話し上手というのではなく、限りある時間の中で的確に伝え、かつ、
相手の心をつかみ、動かす術に長けているのです。

そして、そんな彼らの <話す力> は、「エレベーター・ピッチ」と呼ばれるものでした。

ここで正直に告白します。
実はこのテーマで書くことに、些か不安に思っていました。
なぜなら、コミュニケーションとは継続的なものだからです。
小手先のノウハウで、その場がうまくいけばいい、というものではありません。

しかし、考えてみれば、どんなに時間のかかるコミュニケーションでも
最初は15秒~30秒程度の短い時間で始まるものです。

優れたセールスパーソンの商談も、最初は短い挨拶や興味を掻き立てられる一言から始まります。
そして、一生を共にする夫婦の出会いも、短いけれどなぜか心に残る自己紹介から始まります。

私は、短い自己表現である「エレベーターピッチ」がいかに大切であるかということを
多くの方に認識いただきたいと思っております。

このブログでは、「短時間で伝えたいことを100%伝え、夢を叶える」というテーマで綴ってまいります。

報連相、会議、商談、プレゼンテーションといったビジネスシーン、
もちろんプライベートでもお役にたてると確信しています。

太古の昔より私たち人類は、二足歩行をきっかけに身振り手振り、表情、そして言葉を使いながら仲間とコミュニケーションを続けてきました。500万年も前からそうされてきたように、今後も目と耳からの情報を頼りに文明を紡いでいくのでしょう。

しかし、少しだけ可視化から可聴化へとシフトすることで、より多くの人同士がより成熟したコミュニケーションが出来るようになると思います。

コミュニケーションを通し、より豊かな人生の扉を開けることができることを祈りつつ。

2013年7月吉日
エレベーターピッチ研究会 主宰 美月あきこ